なぜ売買契約書と重要事項説明書が作れないのか?後編(売買契約書と重要事項説明書の作り方)

2020年12月23日 下記記事加筆修正しました。

前回の続きです

その後、ご縁で大手仲介業者に勤め、研修も多い職場環境でした。

そうすると、今までもやっとしていた事が日々の業務でどんどんクリアになっていきました。

例えば

1、契約書って誰が(どっちが)作るんだろう

→基本的に客付け仲介業者が作る

2、それなのに何故作ってくれる仲介業者や売主がいるのだろう

→大手ハウスメーカーが売主の契約書は売主書式になるので重説だけこちらが作る

大手仲介業者(FRK所属の三井さんや野村さんや住友さん等)は

自らが所属している団体のFRK書式で契約することがほぼ決まっているために、

FRKに属していない(属せない)中小企業の仲介業者と取引する場合は、

自分達の書式(売買契約書と重要事項説明書、設備表なんかもそうです)を使う。

このあたりの大手業者担当者さんは媒介時に物件調査をして、あらかじめ重説を作っているケースも多いです。

つまりこちら側は楽チンということになります。

だから、一般物件でFRK業者さんとそれ以外の仲介業者さんの数社から出ていたりすると、

ついFRK業者さんに行ってしまうのは誰しも納得するところ。

そのために、それ以外の仲介業者さんは手数料1%出し等の対策を取って、自分達にやらせてもらおうとしますよね。

3、ほとんどの売主や、売主業者によっては仕入(媒介)時の書面をくれたり調査書面を貰えるが、

まだ調査すらしていない売主仲介業者も多い(特に関東地方以外の地方)。

そんな時はみずから物件の所轄自治体(役所等)に出向く必要がある。

売買契約書

ということでした。

売買契約書と重要事項説明書は作らなくてもいい環境もありますし、

そんな事をしないで儲かる不動産の仕事もたくさんありますよね。


業界にいらっしゃるあなたなら、まあそうだよねって思っていらっしゃるかも知れません。

でも、売買契約書と重要事項説明書が自分で作れれば、これほど仕事の幅が増える事はありません

自分で物件を預かって自分で売る、貸す、自分で買い取って売る、ガンガン客付けをする、もう何でも来い

(ちょっと大げさですが)という仕事環境になると思います。

売買契約書と重要事項説明書作れる人にその都度お金を払って作ってもらう必要も無くなるし、

基本的な知識が自分で分かり、作成方法さえ知っていればどんなに仕事の幅が広がるでしょうか。

また今後独立を目指そうという方や、そのうち作ってみたいけど今は売買以外の業種についている

だからまだいいやって方も多いでしょう。

こちらの作成ページで売買契約書と重要事項説明書の作成方法を随時公開していきますので、是非ご参考になさってください。

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