不動産営業マンの自己投資の考え方※あした死ぬかもよ?
このブログでわかること
自己投資をしたほうがいいのか、しなくてもよいのか
その判断基準とこれからの自分に期待するコツ
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1.不動産営業マンの自己投資ってなんだ?
私たち営業マンが何をやっても数字が出ないとき、初めから全然出ないとき
どうしよう?って考えると今の時代はネットでググりますよね。
営業 コツ・営業 本
みたいに。
まずは、そこで高評価の本をアマゾンで買ったりすることが自己投資です。
だいたい数千円レベル。
2.営業セミナーってなんだ?
本を読んでも満足しない人「本を読んで著者に会いたくなった」「ググったら成果を出している人がいて会いたくなった」
そんな営業マンはその人たちに会いに行く、つまりセミナーや勉強会に行ったりします。
もちろん講師側は無料で教えると仕事にならないので、初めは無料や安価でセミナーを開催しつつ
その後、有料のコンサル契約や商材の販売を考えます。
そこで自分にかける期待値が大きい営業マンは商材購入や個人コンサルを受け、自己投資します。
3.あえて借金をしろ!って上司が言うんだけど正しいのか?
乱暴な書き方をしますが、私のような世代(40代)の営業マンで
きわめて結果を出していたような上司の下働いていた方はこのような教育で育っています。
借金をして退路を断て(稼がなくてはいけない状況をつくる)という考え方です。
ネットという情報網がない時代、それはそれは盛んに推奨されたものです。
もちろん今でも、この教え方を推奨する人はたっくさんいます。
私はこの教えで育ってきたからもちろん推奨しますけど(笑)
でもですね、
今は数字は欲しいけど休みも欲しいし残業はしたくないって社員さんもたっくさんいるわけですよ。
そうすると「借金をしろ!」という上司の叫びは部下のタイプを間違えるとたいへんな勘違いとなります。
あくまでも志が高い部下でないとこの言葉は意味がないどころか、逆に相手を呆れさせてしまうのです。
あなたが今管理職の立場なら、きっとこういうタイプの部下の方がいると思います。
4.あなたは自己投資するべきかどうか?
さて、自己投資っていうのは「自分がどこを目指すのか」に比例して決めるようなものなので
あなたが現状維持でいいならなら自己投資は必要ありません。
逆に言うと「今のままの自分では満足できない。私はもっとできるかもしれない!」
と未来の自分に思いを馳せる人だけが、自己投資するべきなんですよね。
そして、思いを馳せる人は自分を追い込むことに抵抗がありません。
今以上を目指しているから、そもそも自己投資に覚悟があるわけです。
そんな人たちは決まってこんな決断(覚悟)をしています。
たとえば、その商材がセミナーでもスクールでも物品でもなんでもいいんだけど
商材が10万円だったり、年間で10万円くらいのセミナー費用の出費だとします。
こう考えるわけです
365日の営業チャンスを10万円で買うと年間100万円くらいは稼げるかもな
投資効率は10倍か。
・・1年間あれば70%くらいの確率で100万円くら稼げるんじゃないか?
まぁ最悪1年あれば10万はどう転んだって回収できるし、
将来にわたって使えるテクニック(商材)なら別にいいだろう。
よし、買うか。
優真でたくさんの営業マンを見ていますが、やっぱり数字を出す人ほどこのスピードは早い。
即断即決。
「なんでそんなに高いセミナー行ったの?買ったの?」という質問をする人がいますが
こういった考え方をして自分なりに十分に回収できる価値があると判断している人からすれば
別に50万でも100万でもいいわけです。理屈は同じだから。
同じ営業マンなのに、なんでこんな考え方に差が出るのかな?ってよくよく考えると
自身が思いを馳せる自己像の期待値が高いから自己投資の決断が早いんですよね。
逆に、自己像の期待値があんまり高くない人は自己投資ができない。
(なんでそんなに?の質問をよくする人です)
今あなたが自己投資しようかどうか悩んでいるのなら、きっと将来の自分に馳せる思いがちょっと低いのかもしれません。
5.TOP営業マンの周りには現状維持の人がいない事実
TOP営業マンっていうのはいつも上を向いていますから、同じ境遇の人を好みます。
将来の自分に思いを馳せています。
そして面白いもので、その人の周りの知人も同じような人種が多くなります。
理由は簡単で、現状維持の人と一緒にいても空気(思想)が合わないから。
もっと〇〇したい!という秘めた志の中に「べつにそこまでやんなくてもいいんじゃね?」
という空気を入れたくないからですね。
あなたの会社ではどうですか?
きっと不平不満をいうグループと将来を語ることに輝いているグループと
上司も部下も役員も、見事に分かれていると思います。
優真の飲み会や集まりに来ると「仕事を自分から仕掛けたい!」っていう人たちばかりが集まっていますよ。
6.最後に自分に思いを馳せるコツ
ひすいこうたろうさんの本に「あした死ぬかもよ?」という名著があります。
その本が私は大好きで何度も読み返しているのですが、ちょっとご紹介しましょう。
「あなたが生まれた日、あなたは泣いていて周りの人は笑っていました。
あなたが死ぬ日は、あなたが笑っていて周りの人が泣いている人生を送ってください」
私はこれを読んだとき、うわーこんな生き方カッコいいな!と思ったわけです。
そうすると、
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あぁーなんか俺って妥協した仕事してるんじゃないかな?
これってカッコ悪い生き方なんじゃないかな?
仕事って一生懸命やらないとカッコ悪いんじゃないかな?
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ムクムクと頭をもたげてきたんです。
そうだよな、どうせいつか死ぬのならこんな人生を熱く送ってみたいなぁ
と深く感銘を受けて、やる気がみなぎったんですよね。
今から思うとこれは、死生観を見つめたからだと思います。
死ぬことを前提に物事を考えたことがなかったから、スッと腑に落ちたんだと思います。
最後になりますが、あなたが今自己投資をしようかどうか・どうにも自分に自信が出ない
というときは「死生観を見つめる」とガラッと仕事に対する感覚が変わるかもしれません。
いつか死ぬとき、自分は笑って周りは泣いてくれるだろうか。
今までと全く違った角度から仕事を見つめてみることをお勧めします。
お読みいただきありがとうございました
優真商事
小林