源泉営業に社名は関係ない
ずーっと昔の話です。錦糸町のマンションの販売代理で電話営業をしていました。
市内局番だけ固定して0000から9999までかけるというよくあるやつ、近隣にかかるから効果的なんですよ。
名前も住所もわからないのですが、源泉営業を覚えるとヒアリングがうまくなってどんどん相手から聞き出せるもの。
それで、さすがは両国の隣の錦糸町。
ある男性のお客様と話をしていると九重部屋の行事さんというお話で、お相撲さんになりたかったけど諦めたとおっしゃってました。
なるほどそうなんですねと話は進み、マンションモデルルーム見学のアポイントを取らせていただいて結局、販売事務所で使っていたお部屋を買ってくださることになりました。
じゃぁ買いましょうという話になり、あるエライ方の許可が必要となりました・・・そう、伝説の横綱千代の富士こと九重親方です。
(現役時代のあだ名はウルフ、肩の脱臼を1日1000回の腕立てで筋肉の鎧を身に付けて克服した伝説の力士。松田翔太の奥さんのお父さん)
うわー、これはさすがに無理だろうと(汗)
だって名もない小さな小さな会社からいきなり電話かかってきてモデルルームを薦められたわけです、しかも買うのは販売事務所。
私「(恐る恐る)親方はいかがでしたか・・?」
お客様「男ならやってみろ、と言われました!」
あの感動を忘れることができません、と同時に九重親方(元千代の富士)の懐の深さ。
手付金は100万円で、親方からもらったと10万円の束(10枚目に折りたたむやつ)を10組お持ちになりました。
いやー、ツイてましたね!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんでこんな営業をしていたか?
名もない会社で広告費もなく、インターネットもない時代だったから。そういえばそれまでです。
でもね、同じような話は私以外にも巷にゴロゴロ転がっています。今この瞬間にも日本中で生まれてますよ、果敢に攻め続ける営業マンの間では。
ツイてる・ツイてない
仕掛ける行動をしたかどうかで話が出てくるのであって、仕掛けた人じゃないとツイてる話が出てこない。
私たちは「待っているだけ」でツイてる話を期待したりする、チラシやネットの反響を待っていて簡単に決まるお客様を探そうとする。
そんなの、CMでやっているような会社に入らないと無理だって!自分から仕掛けないと。
というよりも、ここで悩んでいる方が日本中から弊社のブログやセミナーにお越しになります。
もし今あなたが悩んでいたら、参考にしてくださいね。
優真商事 顧客創出部