AI時代に反響営業だけでは100%勝てない理由

源泉営業とは何か

本記事は令和8年3月30日の日本経済新聞電子版をもとに作成しました。引用元→オープンハウス、AIが生んだ「最強営業部隊」通行人への声かけは強化、1兆円超えの売り上げの全貌。

源泉営業とは、問い合わせを待つのではなく、自ら見込み客を探しにいく営業です。反響営業は、すでに興味を持ったお客様からの問い合わせに対応する営業です。


一方で源泉営業はまだ問い合わせに至っていない人、つまり潜在ニーズを持っている人に対して、自ら関わりをつくり、相談の入口をつくっていく営業です(ボヤキを拾うとも言います)

優真商事代表の私は約30年間源泉営業に従事し弊社は日本で唯一、源泉営業をコンサルティングする会社として2016年に創業しました。

不動産業界では、反響営業に依存する会社が多くあります。ポータルサイト、広告、ホームページ、SNSなどから集客し、そこから商談につなげる流れです。

もちろん反響営業にも大きな価値がありニーズが顕在化しているため、話が早いのが特徴です。成約につながる確率も一定数(基本10%弱)ありますが、そこには明確な弱点があります。


他社と比較されやすいことです。

お客様が問い合わせをする段階で、すでに複数社を見ています。価格、知名度、実績、対応スピード。比較の中で選ばれる勝負になります。

つまり反響営業は、スタート時点から競争の中にいる営業なのです。

源泉営業は違います。まだ他社が入り込んでいない段階で出会い、相手の本音を聞き、問題を整理し、信頼を築いていきます。

源泉営業は、待つ営業ではありません。案件を自らつくる営業です。これを優真の共通言語では「こちらから仕掛ける」と言います。

AI時代に営業の価値は下がるのか

最近は、「AIが進化したら営業マンの仕事は減る」と言われることが増えました。確かに、AIは営業の周辺業務を大きく変えています。

たとえば、提案資料の下書きや査定コメント、チラシ文面の作成と商談前の情報収集や要点整理。

こうした机上業務は、今後さらにAIに置き換わっていくでしょう。しかし、ここで本質を見誤ってはいけません。AIが減らすのは、営業そのものではありません。
減らすのは営業マンが机に張りついていた時間です。

つまりAIの本当の価値は人間を不要にすることではなく、人間を机から解放することにあります。

その結果、何が起きるのか?強い会社ほど、浮いた時間を現場に振り向けます。人に会う、話を聞く、仮説をぶつける、潜在ニーズを掘り起こす。
オープンハウスのような動きが増えるのです(街頭で声掛けをする、以外にも源泉営業はたくさんの種類と相手がいます)

源泉営業の顧客別対策をダウンロード(クリック)

だから、AI時代になるほど価値が上がるのは机上の仕事が上手い人ではなく、現場に出て人との関わりをつくれる人になります。

なぜ反響営業だけでは限界があるのか

反響営業が効率的なのは、すでに興味のあるお客様と話ができるからです。でも、仕事の全てを反響に依存すると営業は次第に苦しくなります。

理由は三つあります。

1. 比較競争に巻き込まれやすい

反響が来た段階で、お客様は複数の会社を見ています。そこで勝負になるのは、価格、スピード、ブランド、知名度です。大手や広告予算の多い会社が有利になるのは当たり前です。

2. 市場の変化に左右されやすい

広告費が上がりポータルサイトのルールが変わる、Google社のアップデートで一晩で検索順位が大幅に落ちる。こうした外部要因で集客が不安定になることがあります。

3. 相談前のお客様を取りこぼす

本当は悩んでいるけど、まだ問い合わせるほどではない。そういう人は反響客の約9倍です。反響営業だけでは、そうした潜在顧客と出会うことができません。

ここに、源泉営業の強みがあります。源泉営業は、ニーズが表に出る前に人との関わりをつくることで接点を持つことができます。

つまり競争の前に土俵に立てる、しかも他社に相談へ行く前に自分と関わりがつくれる。ここに源泉の強さがあります。

ふーん、、だから?と思われたかもしれません。でもあなたに聞くけど、これが仕事ってやつじゃないですか?

簡単に給与を理解する例として、今のあなたが反響客を捌く仕事をしているとして、その仕事が20歳の大学生でも再現できそうなら、給与はその程度まで(代わりはたくさんいる)ってことです。

AI時代ほど源泉営業が強くなる理由

AI時代になるほど、情報の差は縮まります。

誰でも、ある程度まとまった文章を書けるし、誰でも見栄えのする資料をつくれます(上のイラストがAI)

次は何で差がつくのか。

誰が先に動くか。
誰が先に会うか。
誰が先に潜在顧客を掘り起こすか。

AIで情報格差は縮むけど、行動格差は縮まない。AIで資料を作ったとしても数百万円は最低でもする不動産はぜったいに人に会わないとお金になりません。

人との関わりが増えと、提案の仮説も増えます。結果として、現場での経験差がさらに広がっていきます。

AIが普及しても最後に勝つのは、AIに資料を作成させながら、自分の足で動く源泉営業です。

でも源泉営業は、少しだけ勇気が必要です。断られることもあるし、時間もかかるから簡単ではありません。
だから、やる人が少ない
そこがデメリットでもあり、最大のメリットなんです。

これからの不動産営業に必要なのは「待つ力」ではなく「人と関わる力」

これからの不動産営業に必要なのは、待つことではありません。もちろん反響営業を否定する必要はありません、反響営業は財閥系大手なら大切です。
でも、それだけでは不十分です。

本当に強く意識の高い営業マンは反響に対応しながら同時に、自ら人と関わって案件(見込み客)もつくっている、この両方を持っています。

目指すべきは、反響営業か、源泉営業かではなく反響営業に加えて、源泉営業もできる営業マンや社長です。

反響を待つだけの人は市場に左右されますが、人との関わりをつくれる人は自分で未来を選べます。

価格競争から抜けたい
他社比較の消耗戦から抜けたい
もっと本質的な営業力を身につけたい


そう考えるなら源泉営業は避けて通れない、というか源泉営業をやるしかありません。

AIが進化するほど、「それっぽい営業マン」は増え続けます。だからこそ最後は


人に会えるか
本音を聞けるか
相手の背中を押せるか


で決まります。むしろ、営業マンや社長も本物だけが残る時代に入ったと言えるでしょう。

源泉営業を学びたい方へ

もしあなたが今、

反響営業だけでは限界を感じている

競合との価格比較に疲れている

自分で案件をつくれる営業になりたい

AI時代でも通用する本物の営業力を身につけたい

そう感じているなら、一度立ち止まって考えてみてください。これからの時代、知識や資料だけでは超えられない時代が来ています。

大事なのは、行動(人との関わりつくり)に変えられるかどうかです。源泉営業は簡単な道ではありません。


でも、誰も上らない坂道を上るからこそ見える景色があります。待つ営業から、仕掛ける営業へ。比較される営業から、選ばれる営業へ。
AIに置き換えられる側ではなく、AIを使いこなして前に出る側へ。

その一歩を踏み出したい方を弊社はこれからも応援します。

優真商事株式会社

小林

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