物件調査3 14条地図と公図
国の事業として行われる地籍調査(区画整理等)を実施して、地番界の立ち会いや測量を行って作成された地図を14条地図といいます。
現地復元能力を有する高精度な図面です。国は順次地籍調査をを実施していると言われていますが、全てが14条地図になるには、何百年かかってもできないとも言われています。
この14条地図が出来上がるまで、14条地図に準ずる図面として旧公図を基に作成された地図(俗に言う公図)が備えられているということになります。
尚、日本の土地の大部分は、『14条地図に準ずる図面(公図)』です。
そもそも測量技術の低い時代に作成(歩測、目側、土地が広い故に税金が高くなるため過少申告など)されていますので、住宅地図と公図の形状が全く異なっている「公図混乱、ゆがみ」なども散見されます。
そのようなエリアに該当し見方がよくわからない場合は、法務局の窓口で相談/確認しましょう。