オープンルームって何?
オープンルームとは、物件売主の承諾を得て、物件の室内(未完成の場合は外)で待機しながらお客様を待ち、お見えになったお客様にその場で物件説明し、最終的にはご購入いただくように商談するきっかけを作る物件を指します。
物件売主は乱暴な言い方をすると「手数料を払って売ることだけ」を考えているので、よほど変な会社でなければ物件売主から拒絶されることはないのでご安心を。
と、難しく書いてしまいましたが要は在庫を持たない不動産業者が在庫とカウントできる(それを売れば手数料が入る)物件を選び、販売を仕掛けるといった販売手法です。
オープンハウス開催は基本的に週末です。
その週の平日に近隣へ、「オープンルーム開催!」と告知したチラシを捲いておきます。週末に大手仲介業者のサイトを見てもらえれば、あちこちで行われている昔から非常にポピュラーな物件手法です。
必要なものは机、椅子、スリッパ、冬は電気ストーブにポットと熱いお茶、夏はクーラーボックスに冷たいお茶、といったところでしょうか。夏でも冬でもあなたは(待機の営業マン)はお客様を待ちながら色んな事が出来ます。宅建の勉強もネットサーフィンも寝る事も。
このオープンルーム、物件の売主からは少なからず仲介手数料が発生しますので来場客から仲介手数料を頂戴することができれば「両手」と呼ばれる売主買主双方から手数料が貰える取引になります。
逆に「仲介手数料無料」と謳い来場客からは仲介手数料を貰わず「片手」の取引にする場合があります。
またマンションの場合は、同じマンションで賃貸住まいの方がいきなりひょっこり来場されて決まる場合も多いです。
オープンルームは大きなビジネスチャンスの仕事です。
リノベーション物件のオープンルームに入ったり、売主から預かった物件で売主へのポーズ(力を入れて販売していますという姿勢見せ)の為にも開催する場合もあります。
いずれにしても、店舗でお客様を待っているだけならこういった外に出て仕掛ける営業ができるのも不動産業界ならではないでしょうか。